dadf0aac.jpg先々週の土曜日というか日付が変わって日曜日の夜、CHPの鰐石先生方と韓国料理屋で飲んでおりましたら、NHKで夜回り先生がでておりました。

私は、知らなかったのですが、ものすごく衝撃を受けました。
夜回り先生とは、元夜間学校の高校教師の「水谷修」先生のことです。

夜回り先生は、呼んで字のごとく、夜回りと呼ばれる深夜パトロールを行いながら、非行・薬物問題などから若者を更正させるためにご尽力されておられる方です。

メディアや、日本全国での講演会を通じて、少年非行の実態を訴え続けておられます。
テレビでも講演の一部が流れておりましたが、その内容には、本当にびっくりしました。
夜回り先生のところには、毎日、そして毎晩のように、「死にたい」や、「薬を大量に飲んでしまった」、「リストカット(いわゆる手首を切るということ)が習慣になって、止まらない」「僕は明日死ぬんだけど、その前に一言先生の声が聞きたくて・・・」などの電話がかかってきているのです。

現在、リストカットをしたことがある生徒がいない学校は無い!と断言しております。それだけ、社会から認められたいがために、自己アピールの手段として、そして現実逃避のためにリストカットをする子供が増えている、と言います。

普段、普通に生活をしていると、子供たちの助けを求めている声は私たちの耳には入ってきません。しかしながら、本当はそのような声を上げている子供たちが世の中にはたくさんいるということを知り、衝撃を受けました。

夜回り先生が「明日死ぬよ」と言った子供に言っておりました。
「この人なら信用できるっていう人はいるかい?」と。
子供は、「学校の校長先生!」だと。
夜回り先生は「明日校長先生のところに、ロープを持っていって最後のお別れをしておいで」と。
翌日、校長先生のところにいった子供から電話が。
生きる決心をしたと。

私の回りにはこのような状況は今までありませんでしたが、もしもそのような子供や友人がいたら、生きる決断をしてあげれるだろうか?

コーチングでも習っておりますが、人は「認められたい」のです。
認めることで、一人の命が救えるとしたら・・・

酔っ払いながら見た番組でしたが、今後の生き方を考えさせられる、私にとってとても衝撃的な出来事でした。

本もご紹介しておきます。

夜回り先生
こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ