最近、読んだ本で、リッツカールトン日本支社長の高野登さんが書かれた、「リッツカールトンが大切にするサービスを越える瞬間」という本があります。

この本は、4月号のクインテッセンスでも紹介をされておりました。
どのような紹介をされたかと申しますと、歯科医院がリッツカールトンのライバルとなる!といった内容を書かれているといった紹介でした。

私も既にこの本は読んでおりましたが、その内容を読んだ時に驚きました。

本の中では、作者の高野さんが、久しぶりに歯科医院に行ったら、その歯科医院は改装しておりました。
改装したということは、ご存知だったのですが、入ってみてびっくり。
すっかりイメージがかわってしまい、とても歯科医院には思えなかったそうです。
お洒落なだけでなく、耳障りな音もしない。聞こえてくるのはオルゴールの音色だけ。また、スタッフさんの対応も実に気持ちがよく、ゲストとしてきちんと対応してくれたそうです。
その結果、歯が痛くなくてもまたここに来てくつろぎたいと思わせるような、心地よい時間をすごせたそうです。

そして、これだけ快適に過ごせるということは、リッツカールトンに宿泊するはずだったお金を、歯科医院で歯を綺麗にするために使おうと考えるお客様がいても不思議ではないと言うのです。

最近「ホスピタリティ」という言葉をよく耳にします。
歯科業界も他業種から見ると、ホスピタリティを意識している業界と思われているようです。

となると、ライバルは隣の他院ではなく、他の業界のホテル、ないしは、エステサロンなのかもしれません。

リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間