大分県の松井商会
歯科医院開業支援 開業 改装 コーディネーター
松井健郎です

弊社は以前から滅菌に関しては得に力を入れてご提案をさせて頂いておりますが
実は、機械室に関しても、滅菌に負けず劣らずの提案をさせて頂いております

何故なら、機械室は
医院の心臓部だからです

機械室の機械がストップしてしまっては診療が止まってしまいますし
機械室の機械から圧縮されるエアーが汚れていては
診療室内の空気も汚れてしまいますし
機械にも影響が出てきます
どんなに高い立派なタービンを使用しても
それを回すエアーに汚れが混ざっていては
せっかくのタービンの耐久性も落ち
十分な力を発揮出来ません

従って、機械室はしっかりとした物を導入頂く様に
ご提案をさせて頂いております

機械室に関して重要な点が幾つかありますが
その中で今回は機械室の分離について書かせて頂きたいと思います

大分の様な田舎となると異なるかもしれませんが
東京や福岡の様な都会の診療室では
坪数自体がなかなか取れ無い為に
コンプレッサー室をバキューム室を同じ部屋にする事も多いと思います

スペースが取れ無いのであれば仕方が無いのですが
可能な限りは
コンプレッサー室とバキューム室の分離をお勧めします

理由は
バキュームで吸引した空気が機械室内に充満し
その汚染された空気を、コンプレッサーが圧縮する
と言った無限のループを繰り返してしまうからです

従って、部屋を分離した方が常に新鮮な空気を診療室内に送り込めると言う事になります

本日は、ご開業予定の先生の機械の設置させて頂きましたが
そちらの歯科医院さんも機械室を分離されました

こちらがバキューム室
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こちらがコンプレッサー室
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そしてこちらはエアードライヤー
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一般的な冷凍式ではなく
こちらは乾式と言われるフィルター式のタイプです

こちらの方が故障も殆ど無く
電気も使用せず、機械室内の温度上昇も防げ
しっかりと水分を取ってくれるので
私はこちらをお勧めさせて頂いております


では、どうしても分離出来ない場合はどうするの?

と質問を良く受けるのですが
その場合は、バキュームの排気口に接続出来る
HEPAフィルターの様な物を付けるか(東京技研さんで言うとスーパーバイオフィルター)

バキュームの排気口に配管を接続して強制的に換気扇迄持って行く
と言う事も可能です

これから開業をされる先生は
是非とも機械室の分離をご検討下さいませ