大分県の松井商会
歯科医院 開業 改装 コーディネーター
松井健郎です

今更ながらという感じではありますが
先週末にようやく
ナカニシさんから発売となったクラスS滅菌器
i Clave miniの実物を拝見させていただくことが出来ました

価格も従来のクラスS滅菌器よりは格段に安く
乾燥行程もあり、クラスSでありながらパックをしたままでも内部まで滅菌が出来るといわれており
一体どの様な物かと気になっておりました
また、イタリア製ということですが
滅菌器にありがちな故障が多発するなどの点はどうかという点も気になっていた点です
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実機は思ったよりも大きいなと言った印象でした
実際のサイズとすれば、クラスS滅菌器の中では小さい方なのですが
何となく形状からも、長田さんのプチクレーブであったり
滅菌器ではないのですが、自動印象練和器の機械と比較して見てしまい
それとの比較では大きく感じました

扉を開けたところはこの様な感じ
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扉の開閉は手動ですし
滅菌行程中も電磁ロックなどはかかりません
この辺りがコストを落としている理由でしょうか?

内部のカストはこの様になっておりました
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縦型のカストが仕切られており
パックしない状態ではタービンなどのハンドピースを一度に最大12本まで
パックした場合は6本まで滅菌可能です

クラスSの定義というのは、行程中に真空を引くとか
陽圧パルス方式で強制的に圧力を送り込む滅菌の仕方と思っておりましたが
こちらのiClave miniは、従来のクラスN滅菌器と同じ様に
重力置換式の方式だとか
それでクスSというのはいささか不思議ではありましたが
ナカニシさんの説明ではメーカーが指定する製品の滅菌や
中空製品やポーラス製品(多孔質、スポンジ、海綿などの細孔が非常に沢山ある材料)
等の製品がめっきんかのうであれば、クラスS滅菌器だということで
クラスS滅菌器に分類されるということでした

メンテナンスは、本体裏側の2つのフィルター交換ということです
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上部の白くて丸いフィルターは
乾燥を行う際に、クリーンな空気を提供するためのフィルターだそうです
そして下のフィルターは、こちらの機械は他のクラスS滅菌器とは異なり
水をタンクで溜めて、その水を循環して使用する循環式なのですが
その水の汚れなどを取るためのフィルターだそうです(確かそう聞いた様な...^^;)
この2つのフィルターを定期的に交換するとのことでした

私自身、滅菌に関しては色々と興味を持って勉強してきたつもりではありますが
まだまだ勉強が足りませんね

とりあえず大人気らしく、現在は長期オーダー待ちだそうです
4ヶ月〜半年かかりそうな感じでしたね
ご開業の先生でご導入される先生がいらっしゃったのですが
一先ず間に合いそうになく、これはしまったという感じです^^;